今日の昼ごろ、大連で地震があった。大連は地震のほとんど起こらない街であり、大連ではじめて体験する地震だった。震度2か3の揺れだったと思う。会社の窓から外を見ると、濛々と砂埃が立ち上っていた。会社周辺のレンガ造りのぼろい建物が倒壊したのかもしれない。
とにかく大連にはいい加減なつくりの建物が多い。いわゆる欠陥住宅である。日ごろ、地震が起こらないからかろうじて立っているものの、ちょっとでも地震があるとたちまち無残な姿になってしまう。
建物にかぎらず、中国にはこのような例が多い。形だけで中身や内容の伴わないもの、見掛け倒しのものと呼んでもいい。中国に大量に出回っているコピー商品、海賊商品がよい例である。
思うに本当によい仕事のものは、決してでしゃばらないのだが、人の目を惹きつけずにはおかないエレガントさを備えているものである。中国には、そのエレガントさを備えた品物があまりない。
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